こんにちは「きーぷ」です
「きーぷ」の契約利用者さん(約200名)の中には、30名ほどの現役の子供たちがみえます。
特別支援学校、通常学校に通われている小学生~高校生の方々です。
この夏、どんな夏休みを彼らは過ごしたのでしょう。
彼らは、この長い夏休みに体調やリズムを崩しやすく、分かりにくい生活の中で不安定になることが多いのです。
例えば・・・
O君の夏休み
O君は中学1年生・・月曜日~金曜日までの日中は、放課後等デイ3箇所・「かしの木の里」で日中一時支援を利用していました。土曜日のお昼からは「きーぷ」の移動支援を使ってお出かけ。福祉サービスを上手に組み立てて利用されてみえます。
彼は夏休みを…上手く過ごせたのか?…は、彼に聞いていないのでここでは語れませんが、自閉症である彼にとってもリズムをつかむのは、かなり難しかったでしょう。多くの福祉サービスをつかっているからこそ、場所も、人も、行う内容も毎日が違います。
彼の特性である『環境の変化に弱い』ことからすると・・・ストレスがかかる場面が多くあったことでしょう。このストレスから創られてしまうのが、
いわゆる『問題行動』と呼ばれている間違った【こだわり】なのです。
「出会った人を次々に押してしまう。」
「あらゆるものに唾を付ける」
この行動は彼なりのいろんな意味があるのですが…。
ストレスが大きくかかると、この行動が大きく表に出てきてしまうのです。
人は、彼に対して注意をかける、そうすると彼の心はストレスであふれてしまいます。
- 彼の心が安定して素敵な夏休みをすごしてもらいたいという気持ちはどこの事業所の支援者も同じです。そのことを確認しあいながら~支援の内容を統一させたいと頑張ってきました。
他にもこの夏、私達は、多くの子ども達とすごしてきました。『プール』『水族館』『科学館』『映画』『カラオケ』『買い物』『遊園地』など・・・勿論その子のニーズに応えて出かけることは基本ですが、『多くの刺激に弱い子どもたちがより楽しく過ごせるために私たちのやるべきことはなにか?』を試行錯誤し、多くのケースを組み立てています。
子どもたちみんなの笑顔は私達の活力(パワー)になっています。
もっともっと素敵な笑顔に出会えるようになるため、彼らにもっと近づけたらっと思いながら支援を行っております。
今年の夏はどのようにすごされましたか?
きーぷ・yamaguti